地域おこし協力隊の給与っていくら?〜沖縄県国頭村のケース〜

今回の記事は、沖縄県国頭村で地域おこし協力隊として従事するオサナイくんはいくら給与をもらっているのか!って言うみんな大好きなお金の話です。

クイナ選手

え〜なんか住居が支給されるのはよく聞くけど、詳しくは知らないなぁ。

オサナイ
オサナイ

国頭の人もそうでない人も、それからこれから協力隊を目指す人も、ぜひ知ってほしいなぁ。

低かったら奥さんから失望されそうだし、高かったら地元の人からずるいって言われそうですw バランスが難しいw

それでは、どうぞ!

大前提ー沖縄県国頭村は所得が低い

国頭を知らない人向けに。

かなり思い切って書いていますが、沖縄県の最低賃金は全国最低レベルなのは有名でしょう。私が住んでいる沖縄県国頭村は沖縄本土最北端の村、田舎。当然所得は那覇なんかよりも低いはずです(もはや検証は不要でしょう)。

国頭村は、ヤンバルクイナに代表される貴重な生き物たちが住む大自然やんばるの中にあり、パイナップルやマンゴーなどの農作物が取れて、海も山も楽しめる、そんなところです。

この国頭村のケースとして、今回地域おこし協力隊の給与をとらえていただければと思います。

純粋な給与(約14万円)

募集時の要項等に純粋な給与が公開されています。日額7,000円です。8時間勤務なので時給換算で875円です。

↑役場のHP。サーバーがめちゃくちゃ不安定。。。

なお、残業があれば残業手当はつきますが、私の職場道の駅ゆいゆい国頭ではほとんど残業はしません。

その他ボーナスですが、非常勤職員とかの規定に準ずるってことで1ヶ月分ぐらいじゃなかったでしょうか。年次休暇も同様の考え方で半年で6日間ぐらいだったと思います。

あ、社会保険入ってます。雇用保険も入っているのがとても嬉しいところです。

元公務員の私ですが、通常の公務員は雇用保険非加入。退職時には失業手当の支給はありませんでした。

その他支給されるもの

住居(約5万円)

住居が支給されます。と言うか家賃分が補助されます。

私の場合は出来たばかりの国頭村の定住促進住宅。奥さんも来る予定なので広く2LDKを使わせてもらってます。家賃は4万5千円+共益費3千円です。

ところで住居に関しては、人によって見方が違う気がするので補足説明多めにしておきます。

国頭村は沖縄本土最北端にある本当田舎で、人口減少が進んでいるんですが、とにかく住居が不足していて1Rでも家賃4万円程度はする、ちょっと他の地方ではない珍しい田舎です。

過疎化が進んでいる地方の田舎って、古民家が家賃1万円程度。安く借りてお店やゲストハウスにしているって事例、結構あります。

そしてそれだけ物件もないので、今回ほぼ新しくできたこの定住促進住宅1択みたいな感じで用意されました。オサナイさんにまずは率先して住んでもらおうという意味合いもあったのかな?部屋は1Rか2LDKっていう極端な部屋割になっています。なお、コンクリートのアパートですが、これは台風の被害が大きい沖縄では一般的です。

なお、一見綺麗な新築なんですが、東京の感覚ではびっくりのエアコン無し物件だったろ、和室の畳カビカビしちゃう事件とか色々ありました。話長いので省略しますが、それらを加味して私の住居をとらえていただければ、と思います。

あ、そうそう、余談ですが、奥さんが東京に残っているので、そっちの家賃9万4000円も毎月二人で払っています。。。。

車(約3万円)

車はレンタカーで支給されています。軽車。基本乗れればいいんですが、う〜ん、色々ありました。これも金額で換算すると3万円ちょっとだったと思います。

燃料費(約1万円)

これ意外と大きいですね!だいたい地方で生活している人に聞くと、燃料費って月1万円ぐらいじゃ無いでしょうか?ガソリンスタンドから役場に請求される形なので金額は存じてませんが、1万円相当ぐらいは支給されていると考えましょう。

活動において必要な燃料費分が支給されます。

トータル

と言うことで、月額でいくら分もらっている事になるのか、おさらいしてみましょう!

  • 給与・・・・・約14万円
  • 住居費用・・・・約5万円相当
  • 車両費用・・・・約3万円相当
  • 燃料費用・・・・約1万円相当

つまり!月額の給与相当額は。。。

月額23万円相当!

改めてまとめてみると、お、なんかもらっているな、って感じもしますが、他の協力隊に比べて家賃が高いからでしょう。ま、とりあえず奥さんや東京の友達、両親にはちゃんと飯は食えるんだよと言えますね。

これらのお金は国のお金で最終的に支給されますが、税金には変わりありません。しっかり還元したいので、ご協力いただければと思います。

その他

ところで、うちの職場道の駅ゆいゆい国頭では、たまにマンゴーやお野菜ゲットしたり、レストランクイナの社割(猪豚丼とかめちゃ安くなる!)もあります。懇親会もあったりとかで、最近は10日間ぐらいスーパー行ってない気がするし、なんか食費はだいぶ浮かせていただいています。

こちらもひじょーーーーーに助かります!

まとめ

と言うことで、みんな大好きなお金の話、地域おこし協力隊の給与についてでしたが、大事なのは任期の三年後に何をするのか。

自分は今の職場で働くし、事業としてブログやネット販売とかシェアハウスみたいなのを作れたらと思います。何にもしなかったらプー太郎一直線なので、気を引き締めてこれらも挑もうと思います♪

地域おこし協力隊を目指している方、参考にしてください。

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この記事を書いた人

オサナイ(小山内 大輔)

沖縄の道の駅 ゆいゆい国頭の職員(地域おこし協力隊)。元公務員。大田区Meetup代表。
WordPress歴1年でWordCampに無理やり登壇。沖縄を拠点に時々東京で活動する“沖縄1.5拠点生活”に挑戦する。