コロナ禍 × 海外 × 出産 〜ハードな外国人奥さんの出産をシュミレーションしてみた〜

こんにちは、オサナイです。

この度奥さんのおめでたが発覚したのですが、奥さんの海外里帰り出産が結構大変そうです。私自身もイメージ膨らますためにシュミレーションしてましたので、こんなこともあるのかと思って読み物としてお楽しみください。

※あくまで個人のブログなので、コロナ関連の情報は完全には精査しておりません。またコロナ禍で状況は日々変化していくものので、ご了承ください。

めでたいのだ

参照元:Marjon BestemanによるPixabayからの画像

私事ですが、奥さんのお腹の中に赤ちゃんが宿りました。めでたいのです♪

もっとも男性である私は、奥さんと比較して1%程度しか実感が伴わないので、さらっと報告します。世の女性の皆さん、申し訳ありません(男性あるあるですね、しかも今はコロナで病院に入れないのでなおさら)

ところでぬか喜びしてられません(だけれど私は無力っぽいのですが)。こっからが本題。今回はちょっと面倒な出産となりそうなのです。

状況整理

ここで我が家の状況を整理したいと思います。

<基本情報>
・夫婦で沖縄移住生活(結構田舎の方)
・私(旦那)は日本人、妊婦である奥さんは韓国人
・奥さんの実家は”ザ・田舎”、出身で義姉さんが住んでいるのは蔚山(ウルサン)

<出産の前提>
・出産予定は9月
・基本的に里帰り出産したい(家族がいる安心感と舌にあった食事、後述の調理院がメリット)
・韓国は産後調理院と言って産後ケアしてくれる施設が充実している(らしい)

<コロナ関連情報>
・世はコロナ禍(2021年5月10日現在)日韓共にワクチンはあまり普及してない
・日本も韓国も入国すると14日間の隔離期間がある
・韓国内の隔離によるホテル代は実費負担のよう、そして管理も日本以上に厳しそう
・那覇ーソウルの飛行機はほぼ無く、福岡経由が現実的

これらをまとめると

出産を控えた妊婦が、”一人で” 韓国の地方まで行って出産しないといけません。恐ろしいですね。

ここからどんな出産スケジュールになるのかシュミレーションしてみたいと思います。なお、日本も韓国もコロナ事情は精査はしていないのでご了承ください。

シュミレーション

妊婦側(韓国へ渡航時)

参照元:SimonによるPixabayからの画像

おそらく8月ごろに、那覇→福岡→ソウル近郊→蔚山(ウルサン)へと向かいます。

ちなみにソウルを首都である東京と考えると、蔚山は自動車工場もあるし距離的にも名古屋ぐらいの感覚です。よく聞く釜山(プサン)は大阪みたいな感じです。

では、スケジュールを仮に1日にシンプルに納めてみます。

3:30 起床
4:00 自宅発(旦那運転)
6:30 那覇空港着(旦那同行)
7:20 那覇空港発(旦那同行?)
9:00 福岡空港着(旦那同行?)
11:30 福岡空港発
12:50 仁川空港着(ソウル郊外)
15:30 仁川空港発
16:00 光明駅着
16:30 光明駅発
18:37 蔚山駅(ウルサン駅)
19:37 (私から見て)義姉さん宅に着

※仁川と光明はソウル郊外の市です
※韓国内で単純にルート探索すると下記の通り

どうでしょう!?やばくないですか?

これ朝早い便で選択してしまいましたが、16時間程度ずっと乗り物に乗ることには変わりないのです。お腹に赤ちゃんを抱えて。

なお、少し補足します。

Q:那覇からソウル便、釜山(プサン)便はないの?
A:コロナ禍での減便等のため、ほぼ皆無のようです

Q:仁川空港から蔚山までそんなに時間かかるの?
A:空港でやはりPCR検査などで時間がかかるようです、その後はKTXと言う新幹線に値する高速鉄道で移動します。実際の体験談としてソウルらへんから7時間かかったと言う話がありました。

Q:入国したら隔離なのに、鉄道乗っていいの?
A:いいみたいです。最低限隔離施設までの移動は一応できるようですね。

Q:旦那最後まで付いていきなさい!
A:韓国往復すると計4週間隔離になるのです、、、

なお、ここまでの旅程で推定7万円はかかると見込んでます(燃料費、飛行機、KTX等)。

妊婦側(2週間隔離と産前・産後生活)

2週間隔離生活

(私から見て)義姉さん宅で一人2週間隔離生活をします。

<韓国の隔離事情>
どうもトイレも別で必要なような様子。なのでホテルか、マンションの一室まるごとが必要となります。自宅の一室を使い、トイレは共用とはいかないらしいです。

※もしホテル滞在なら自己負担っぽいです。

幸い毎年夏休みの時期になると、(私から見て)義姉さん家族はみんなで両親のいる田舎で滞在します。なので空いたお家を使うのがベストなプランと思って計画しています。

さて、シュミレーションです。

久しぶりに帰ってきた韓国ですが、外出できず家族にも友達にも会えない。生鮮食品などをネット注文してして自炊したり、出前のご飯を食べます。辛いですね。

多少は慣れている家だけど、一人でひたすらテレビを見ては、寝て、多分たまに韓国語の翻訳の仕事をしたりして、マンションで過ごします。

出産と産後生活

しばらく生活すると義姉さん家族が帰ってきて合流。そして奥さんは検診を受けながら、出産準備です。色々な手続きもありそうです。

いよいよ出産が近くなります。韓国は帝王切開が一般的なので、急な陣痛の前に計画的に出産するのでしょう。あらかじめ決めた日に、旦那もいない中一人お腹切ってもらって出産します。オギャー!旦那である私に電話するも、私は実感が湧かず、きっと奥さんはがっくしするかもしれません。

産後は調理院と言うところで数日間ケアを入念に行ってもらい、退院後、今度は両親のいる田舎で赤ちゃんと自身の両親4人で数ヶ月間過ごします。

なお、奥さんの実家は安東(アンドン)と言う街の中のちょーちょー田舎にあります。私たちの住んでいる沖縄県国頭村で言えば伊部ぐらいかもしれません。東京で言ったら、、、、分かりません。

妊婦側(日本渡航時)

数ヶ月後、赤ちゃんがそこそこ育った時点で日本へ渡航。おそらくその頃には飛行機も便が増えると思いますが、せいぜい仁川ー那覇便が戻っている程度でしょう。いずれにせよ、来るときと同じような過程で10時間以上かけて沖縄に戻ります。まだ小さな赤ちゃんを連れて。

そして空港まで迎えに来た私の車で久しぶりに沖縄の家に帰ります。きっと嘆きます。旦那が使えないしw

※現時点では帰国時も隔離があります。

ここまでが妊婦側のシュミレーションです。

旦那側

旦那側のシュミレーション要るのか?と思いますが聞いてください。

奥さんが韓国へ旅立ち、一人経営している店番→飯→寝るの繰り返し(無力です)。隔離があるので出産立会いも事実上できません。産まれたよ〜と言われても私は実感が多分湧かず。。。(個人的な話ですが自分の目で見たもの、体感したものでないと普段から実感湧かないのです)

そして、数ヶ月後奥さんと赤ちゃんが日本へ。その瞬間から、生後数ヶ月の赤ちゃんのパパとなります。

きっとオムツの変え方分からない、ミルクの作り方分からない。レベル1からスタートした私は、レベル30ぐらいの奥さんと、ステージ3ぐらいからスタートする。きっと奥さんから使い物にならず、奥さんも嘆くこと間違い無いでしょう。

オチ的な使い方でしたが、以上が旦那側のシュミレーションです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

隔離生活はシンプルで、2週間ひたすら我慢すること。なんですが、渡航時はとにかく状況によってもスケジュールが変わるし、ギリギリまで読めない、サポートしてくれる人も周りにいないので、なかなか困難だと言う印象です。

7月ぐらいまでに、日本も韓国も状況が改善されれば、と祈るばかりです。ワクチン接種が進みますように。

この記事を書いた人

オサナイ(小山内 大輔)

沖縄の道の駅 ゆいゆい国頭の職員(地域おこし協力隊)。元公務員。大田区Meetup代表。
WordPress歴1年でWordCampに無理やり登壇。沖縄を拠点に時々東京で活動する“沖縄1.5拠点生活”に挑戦する。