今回の記事は、国頭村では住居が少ないって言うけど、じゃあ今ある古い建物を利用してシェアハウスにしたら面白いんじゃないかって話です。

確かに住居少ないけど、シェアハウスなんてなんか怖くない?

なんでよ〜。沖縄なんかみんな高校とかで寮生活するんじゃないの?やり方次第だよ
きっかけは若い子の一言
ここまでシェアハウスがいいんじゃないかって、ブログで書こうと思ったきっかけはこれ。
先日職場の後輩に連れらてて20歳前後の子達と交流しました。20人ぐらいたので流石に参ったな〜と、32歳のおじさんは思ったのですが、そこは好奇心でカバー。ベラベラと喋って打ち解けて言ったのですが、そこで印象的だった女の子の一言。

地元だから国頭村に戻りたいんです。でも家がなくて困ってるんです〜。

え〜、意外と仕事よりも地元の子も家探しに困っているんだね!
高校を卒業すると進学や就職で一度は国頭村を離れつつも、みんな結構地元に戻りたいんですね。やっぱり那覇は都会で息苦しいみたい。
ただ問題は、仕事じゃ無く家がないんだと。確かに国頭村の1ルームはだいたい3万円〜5万円。マクドナルドもドラッグストアもない、大型スーパーのない田舎の割には家賃相場は高いです。普通の田舎は仕事が無くて困る(あるいは賃金が低い)けど、この”特殊な“田舎”である沖縄の国頭村は、仕事よりも家が不足しています。
ちょっとニーズを掴みきれていなかった自分。軽く心にパンチを入れられた気分でした。
そもそも空き家が少ない沖縄
そもそも、沖縄の空き家率は東京や神奈川レベルの水準。もともと戦後から一気に人口は増加しているだろうし、環境的に住居が小さく居住スペースの狭い沖縄。内地に比べると空き家や住める部屋の数は多くないでしょう。空き家探せばあるって言うけどやっぱり絶対数は少ないです。
シェアハウス悪くなさそう?
で、私言ったんです。その子に。

家が足りないなら、今ある建物を利用してシェアハウスにしたらいいと思うんだけどどう?家具揃ってて個室あって気持ち安いとか。

それいいですね!実家出たいけど一人はさみしいし。なんなら結婚できなかったらずっとみんな住もうねって言ってたんです!
いやいや、20歳とかまだまだ結婚できるっしょアンタw
ぶっちゃけ公営のアパートは微妙
ここで忖度せず、立場を考えず、完全にぶった切ります。
私はアパートみたいな移住者向けの村営住宅に住んでいます。でも移住希望者を考え住居が不足しているからと言って、ぶっちゃけ必要なのはこうゆう”アパート型”の建物をただ作ることじゃないと思うんです。
私の住んでいる住宅は家賃が2DKで5万円ぐらいします(ただし地域おこし協力隊だから補助してもらっている)。新築であることを考慮するといいんですが、やはり公営あるあるで機能性は微妙です。痒いところが痒いままの建物です。そう考えると相場はう〜ん、と言うところな気もします。

そして残念なのが交流がないと言うことです。個々に住んでいるお隣さんはとてもいい人たちなんです。でも自然と集まれるようなパブリックなスペースがありません。なんかこう、人の匂いがあまりしない感じです。
村にいきなりコンクリのアパートがボーンってあるもんだから、地域の人と挨拶する機会もほとんどありません。
いや、全部を否定するつもりないし、できたものはできたもので仕方ないんです。でも課題は課題として今後に向けて整理する必要があると思います。
シェアハウスって楽しいんです
で、私が思っているのは、住居が足りないなら、古い建物をみんなでリノベーションしてシェアハウスができたらいいんじゃないかってこと。
私、昔大学の頃は留学生寮である国際研修館と言うところに1年住んでました。まぁシェアハウスとゲストハウスの中間ぐらいな感じ。大学に留学する短期の留学生がいて、寝室は3〜4名でシェア。キッチン、リビング、勉強・PCルームは共用。風呂はなくシャワーです。夜9時までは共有スペースに限り外部の学生も来て交流できます。

それはそれは今よりもずっと不思議な生活。誰に話しても「?」って反応でした。とてもオンボロな建物でしたが、不便さもまた交流のタネになり(人は不便さを共有すると協力し、交流が生まれる)、毎日楽しく、また刺激がたくさんあって本当に勉強になりました。
他にも結婚前にも半年シェアハウスに住んだりしましたが、ここでシェアハウスのメリットをちょっとまとめます(大家はやってないから想像の範囲です)
住む側のメリット
・家具などの初期投資が抑えられる(リビングのものシェアするから)
・毎日誰かとご飯が食べられる(面倒臭い時もあるかもしれないけど、でも勉強になる)
・でも個室はあるから寝る時安心
・キッチン広くすれば人呼んで食事会とか楽しいイベントも開ける
大家側のメリット
・1つの建物でも複数の人から家賃を得られる
・多分大家から見ても楽しくワクワクする
今内地で地方に行くと、古民家を1万円から2万円で借りてシェアハウスとして運営している事例がちょこちょこありますが、そんぐらいオンボロでも良いので家賃を抑えられたらローリスクでやりやすそうだなって思います。
秩序は家賃に比例する
シェアハウスとか言うとなんかセキュリティとか秩序保たれるのかとかで不安に思う人いると思います。私の経験ですけど、そこは金額に比例するなと思います。家賃低すぎれば荒れるし、そこそこの金額なら交流にメリットを感じて住む人が入るので、その金額のバランスとか次第でしょう。
DIYも楽しい
DIYって若い人はあんまり経験ないから、非日常なわけです。ちゃんとイベント化してみんなで楽しんでやれれば、作業も捗るんじゃないでしょうか。また、この国頭村はいろんな人が工具やら車やら貸してくれます。こども園に重機持ってくる方もいたとかw みんなで面倒臭いことやればいろんな交流も生まれそうです。
あわよくば複合的に

でもシェアハウスだけだと面白くないです。一部をオフィスにして、一部を飲食店にして、部屋が空いてる時はAirbnbで民泊として滞在者に貸して〜、みたいないろんな人が定期的に交流できる場になったら面白いと思います。
まとめ
話が上手くまとめられませんね。まだまだ妄想ですが、私は複合型のシェアハウスがあって、地元の人や移住が一緒に住んで、さらに外の人と交流できたり、そこから新しく仕事が生まれたりしたら良いなと思います。
こないだ聞いた若い子の言葉を忘れないように、こうやって発信しながら力を蓄えます。
あ、そういえば元留学生がゲストハウス開いてます。多分彼も交流や地域とのお付き合いを大事にしているはずなので、興味あったらのぞいてね。
当ブログについて

当サイト「オサナイ!駆けるよ!喋るよ!」は、沖縄の田舎やんばるに住むオサナイが自由に書く個人ブログです。SUPの話、IT・Web系の話、そして経営する辺野喜共同店の話などが中心になります。
2018年7月頃から2019年4月まで書いていた東京でのSUPのブログです。2019年5月に全ての記事を移転しました。
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